この記事は、laravel8をlaravel9にアップグレードする方法についてまとめたものです。
2022/2/10に私が実施した際は、下記の手順でアップグレードが成功しました。
もし、うまくアップグレード出来ない場合は、連絡いただければ対応方法を確認します。
Laravel8からLaravel9へのアップグレード方法
「composer.json」ファイルの記述を変更します。
1.laravelフレームワーク本体のバージョンを8系〜9系に変更する。
"laravel/framework": "^8.40",
↓
"laravel/framework": "^9.0",
2.コマンドラインのエラーハンドリングツール(Cli error handling)の collisionを5系〜6系に変更する。
"nunomaduro/collision": "^5.0",
↓
"nunomaduro/collision": "^6.0",
3.Laravelアプリケーションのデフォルトのエラーページのライブラリのignitionを「facade/ignition」から「spatie/laravel-ignition」に変更します。
"facade/ignition": "^2.5",
↓
"spatie/laravel-ignition": "^1.0",
4.composer updateを実行する(composer.jsonファイルの適用)
$ composer update
5.laravelのバージョンを確認する。
$ php artisan -V
Trusted Proxiesミドルウィアの修正
もし「composer update」を実行した際に下記のエラーが出力された場合は対応が必要です。
Undefined constant Illuminate\Http\Request::HEADER_X_FORWARDED_ALL
1.「app/Http/Middleware/TrustProxies.php」ファイルを変更する。
use Fideloper\Proxy\TrustProxies as Middleware;
↓
use Illuminate\Http\Middleware\TrustProxies as Middleware;
2.composer.jsonファイルから下記を削除する。
"fideloper/proxy": "^4.4",
3.composer updateを実行する(composer.jsonファイルの適用)
$ composer update
Laravel9へのアップデート情報
Laravel9へのアップデート情報については、こちらのブログに日々まとめていきます。
■【laravel9】laravelのバージョンを8から9へアップグレードする方法
■【laravel9】新機能その1: Anonymous Migrationsの解説